2009.2.8
神に祈る*
己の身が危険に晒されてしまうと、人間は不思議と神に祈る。
僕自身、信仰も無ければ神も信じてないのに。 人間は身勝手な生き物だと思う。
日本じゃ海外ほど危険な目に合うことは余り無いだろう。
隣人が拳銃をもってるわけでもないし、デモやテロも無い。 海外へ行くたびに日本はなんて安全な国なのだろう、と思う。
そして実感する。
あの小さな島国で、全てをまかなっている凄さ。 海外輸入に頼っている面もあるが、国内生産能力も高く文化も高い。
いろんな面で勝っている、不思議な、そして幸せな国だ。 日本ってやっぱり凄い国なんだな。
何故か、タイへ来て、そう思わずには居られなかった。
でも日本は閉鎖的で暗い。 人と人、挨拶すらロクにしない。
必要性がないから?
人はいつから親切じゃなくなるのかな?
余裕がないから?
他人が怖いから?
他人は怖いけど、自分を助けてくれるのはいつも他人だと思う。
世界は他人だらけで成り立ってるのに。
でも信仰は等しく存在する。
僕はいつだって他人に優しくありたい。 難しくとも。
自分に素直で居たい。
忙しい日々や、変化の無い日常に呑まれてしまうけれど、自分がされて嫌なこと は したくないよね。
国外へ出ると十字架が無性に欲しくなる。
あれは一番自分が求めてる事に近い気がするから。
朝の4時頃に日本語が聞こえてきて目が覚める。
子供が親を大きな声で呼んでいる声だ。 ほぼ、叫んでるという表現が近い。
朝の4時に、何を考えているのだろう。
自分たちの家とタイのホテルとを勘違いしているのではないのだろうか。
他の人がまだ寝ていて、自分たちの声で起きる、とか考え、迷惑になるのではな いのか、とかいう考えは無いのだろうか。
あなた達は自分たちだけですか? 親も子供が呼んでいる声にロクに返事もせず、注意すらしない。
何か探しているようだが、たいした内容ではない。
こういう日本人の無知やモラルの低さには呆れてしまう時がある。
本当に幸せな国だ。 お前ら、迷惑なんだよ。